北海道阿寒湖
 
マリモ
 体は一列細胞からなる糸状体でよく分枝し,房状やさまざまな形の球形の集団になる.球形の集団のうち,ビロード状毬団と呼ばれるものは,球形で内部は放射状構造で密な塊になり表面がビロードのようであり,大きいものは直径 25 cm になる.
 北半球北部の池や湖に生育し,北海道阿寒湖のマリモは特別天然記念物に指定されている.


マリモは19世紀以来、これまでシオグサ属の1員とされてきた。最近の分子系統の研究によると、マリモは他のシオグサ属の種類とは別系統であることが示された。その結果マリモをシオグサ属から分離する事が提案された。こうすると学名としてAegagropila linnaei Kuetzingを用いる事になる。
(文献)Hanyuda, Wakana, Arai, Miyaji, Watano, & Ueda. 2002.
Phylogenetic relationships within Cladophorales (Ulvophyceae,
Chlorophyta)inferred from 18SrRNA gene seequences, with special
reference to Aegagropila linnaei. Journal of Phycology 38:564-571.

●特別天然記念物:阿寒湖のマリモ
         大正10年3月3日 指定
         昭和27年3月29日 特別天然記念物に指定
         場所:北海道阿寒郡阿寒町


マリモの生長
 阿寒湖のマリモを研究している若菜勇氏の長年の観察によって,阿寒湖内のマリモの移動が少ない場所で,直径10cmのマリモが30cmにまで生長するのに10数年かかったことを明らかにした.これまで考えられていたよりも早い成長速度であるといえる
          (2002年9月27日付け朝日新聞夕刊による
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