2000-11-26
筑後川久留米大橋下 吉田忠生

チスジノリ
 直立体はひも状で基部から数本の長い主軸が伸び,それから羽状に密に枝を出す.主軸の太さは基部で 0.8-1.5 mm で先端になるほど細くなる.体の長さは 30-100 cm で長いものでは 1.5 m になる.冬から春にかけて生長する.
 日本固有種であり,熊本県菊池川,鹿児島県川内川,福岡県筑後川など九州のいくつかの河川の中流域で,流れの速いところの岩や石の上に生育している.福岡県矢部川では絶滅したようである.本州でも記録が有るけれども,永続的ではないようである.
 熊本県山鹿市の菊池川と鹿児島県菱刈町の川内川の生育地は国の天然記念物に指定されている.
福島県猪苗代町・茨城県那珂川でも採集された
(Suzawa et al.2002.Algae 2002 Abstracts p.99)

国の天然記念物:菊池川のチスジノリ発生地
         昭和34年10月10日 指定
         場所:熊本県山鹿市方保田

         川内川のチスジノリ発生地
         大正3年12月9日 指定
         昭和36年4月28日(一部解除・名称変更)
         場所:鹿児島県伊佐郡菱刈町