九州西部の野生アサクサノリ
 野生アサクサノリの調査は水産庁「希少水生生物保存対策推進事業」の一環として平成10年度から3年間実施された.この調査で生育が確認された場所は次のとおりである.

1. 宮城県桃生郡河北町長面浦.
2. 宮城県石巻市万石浦,
3. 宮城県亘理郡亘理町鳥の海.
4. 福島県相馬市松川浦.
5. 三重県伊勢市大湊宮川河口干潟.
6. 山口県防府市笠戸島深浦.
7. 長崎県南高来郡有家町堂崎干潟.
8. 熊本県天草郡河浦町一町田川河口干潟.

 2005年には,環境省のレッドリスト改訂に伴う調査を長崎県で実施した.有明海沿岸では,北高来郡小長井町の船津川河口付近でイチマツノリとともにアサクサノリを採集した.南高来郡堂崎では近くの埋め立て工事の影響か生育が確認できなかった.佐世保市付近では,ふるさと自然の会の川内野善治氏の協力を得て,次の地点でアサクサノリの生育を確認した.

1. 佐世保市日野町相浦川.
2. 北松浦郡佐々町小浦佐々川.
3. 北松浦郡小佐々町港町小佐々川.
4. 北松浦郡江迎町長坂免江迎川.
5. 平戸市迎紐差町中川・安満川合流点下流.
                                   (菊地則雄・吉田忠生)

 
中川・安満川の河口干潟のアサクサノリ  新井章吾撮影(水中写真)