植物標本の作り方
(「著者=国立科学博物館2000」より抜粋)


海藻類の採取と標本の作り方-----2  
押し葉標本の作り方  
1.水洗い
*海藻は長い時間、水に浸けておくと脱色する恐れがあるので、始める前に
道具の 準備も大切。
*明るい色の採取体より迅速に行う。 *標本に塩分が残っていると、保管中に
湿気を帯びる原因になるので、水道水を満たしたパットの中で、砂、などを
取り除き よく洗う。
 
2.広げる
*きれいな水を満たしたパッドの中に下敷きを斜に入れる。 →藻体にあった
台紙を下敷きのうえに置く→藻体を 台紙にのせ、水の中で ビンセットを使い
枝を広げる→(この時、根の部分を下にすると作業がやりやすい)
 
3.引き上げる
*形を整えながら水から引き上げる
→斜に持ち、水滴がきれるのを待つ。
 

4.吸水紙と段ボール板にのせる
*藻体がのった台紙を、吸水紙(新聞紙)の上に置く
→さらに段ボール板のうえに置く
5.布をかける
*海藻のうえに布をかける(押しをかけた時の、くっつき防止)
→布は段ボール板より内側になる位の大きさにして、折りたたむ なりして使う
(段ボールを重ねた時の通風を損ねないように)
 
6.積み重ねる
*布のうえに別の吸水紙をのせ、さらに段ボールを重ねる。
→次に順番に同じ作業をし、標本台紙を作る
*最初に標本台紙を乗せる一番下と一番上には、木の板を利用する
 
7.乾燥 木の板をのせてから重石を置く→横から扇風機で2〜7日間程度
風を送る *吸水紙に新聞紙を使った場合は、翌日までに取り替える
8.布をはがす 乾燥後、注意してゆっくりと布をはがす。
(藻体を指で押さえながら布をめくるようにして、根の部分からはじめる)
*乾燥は種類によって乾燥に要する時間が異なる
9.固定する 海藻が張り付いた台紙を、A3の紙にノリで貼付ける。
*下部は標本ラベルを貼るので、空けておく。→標本ラベルを貼る