原 核 緑 藻 網

プロクロロン
原核性であることは藍藻類と同様である.主な光合成色素としてクロロフィルa, b またはディヴィニール・クロロフィルa, b とカロテノイドのβ-カロチンとゼアキサンチンをもち,酸素発生型の光合成を行い,フィコビリン色素をもたない.光合成産物はデンプンである.
 藻体は球形または楕円形の単細胞の状態か,一列細胞糸である.二分裂による無性生殖で繁殖し,有性生殖は知られていない.
 最初に発見されたProchloron は珊瑚礁に生育する群体ホヤに共生している(写真1).はじめ藍藻の仲間とされ,色素組成などが明らかになって,藍藻類とは異なる藻類群であると認められた.その後,海洋プランクトンのProchlorococcus と淡水プランクトンのProchlorothrix が発見された.